大場院長の記事が『デイリー新潮』に掲載されました③

現状、日本では「エセ医学」そのものに対する法的規制はありません。一方で、藁にもすがりたいという思いから、「身近なハウツーでがんを克服したい」と、いわば低リスク高リターンに期待する患者さんの心理バイアスというものがあります。そして、そこにつけ込む悪質なビジネスが世にまん延しています。しかし、冷静に考えてほしいのは、真の利得はないことがほとんどで、あるのは「偽りの希望」だということです。「免疫力アップ」という表現を軽々しく使用する者、「○○のみでがんが消える」と主張する者、気軽に「あきらめないで」とささやく者には、くれぐれも気を付けたほうがよいでしょう。

https://www.dailyshincho.jp/article/2022/10210607/