診察予約は必要でしょうか?その場合、インターネット予約ではなくて電話でも大丈夫でしょうか? もちろん、診療時間内であればお電話でご連絡ください。 ご予約のみならず、何かご不明な点がありましたら、先ずはお電話ください。 また、症状がある場合は、ご予約がなくても一度お電話をしていただきご来院ください。診察順番はご予約の方が優先となりますが、重篤な症状のある方はなるべくお待たせしないように配慮いたします。
内視鏡検査を受けたいのですが、どれくらいで検査をしてもらえますか? ご予約状況にもよりますが、胃内視鏡検査 (胃カメラ) の場合、当日の検査も可能です。その場合、食事を抜いていることが条件となります。 大腸内視鏡検査 (大腸カメラ) の場合、腸管洗浄液による前準備が必要となりますので、最短で翌日には実施可能です。
鼻からのカメラを受けたいのですが、予約は取りにくいですか? 当クリニックでは基本的に「経鼻 (鼻から)」の胃内視鏡検査を推奨しています。もちろん、鎮静下でも可能です。 ご予約状況にもよりますが、当日でも検査実施は可能です。その場合、事前にご連絡をしていただき食事を抜いてご来院ください。 当クリニックは最新型機器を採用し、苦痛が少ないのは当然のこと、消化器内視鏡専門医/指導医が安全かつ精度の高い内視鏡診療を行っています。安心して迅速な鼻からの胃カメラを受けることができます。
検診で「便潜血陽性」と言われました。何も症状がないのですが、大腸のカメラは必要でしょうか? 大腸内視鏡検査 (大腸カメラ) は必要だと思われます。検診で行われている便潜血検査は、実は再現性の低い検査で、一度陽性と判定されても、再検査で陰性となることがよくあります。 1回だけ陽性と出た方が再検査で陰性だったからと安心して大腸内視鏡検査を未実施のままにしておく方がいらっしゃいますが、進行がんとなって発見されるケースが多々みられます。 さらに、2日法の便潜血検査で2回とも陽性と出た方は、大腸がんの発見リスクが高いことがわかっています。 要するに、「1回でも陽性」はそれなりに重く受け止めたほうがよいと思います。 便潜血が陽性と指摘された方は、先ずは専門医のいる当クリニックを受診してください。苦痛が少ないのは当然のこと、大腸がんリスクのある微小なポリープも見逃すことなく、同時にポリープ切除も積極的に行っています。
大腸ポリープが心配です。見つかった場合、日帰り切除はできますか? もちろん、大腸内視鏡検査 (大腸カメラ) 中に大腸がんリスクのあるポリープが発見された場合、専門医による安全な切除が可能です。微小なものでも、発がんリスクのある大腸ポリープは見逃しません。 当クリニックでは、アカデミックかつ経験豊富な消化器内視鏡専門医/指導医が、安全かつ精密な大腸ポリープ切除診療を行っていますので、安心して治療が受けられます。 もし、大腸がんが強く疑われ、入院をして内視鏡治療が必要なケースの場合には、東京大学医学部附属病院消化器内科と密な連携をとって対応させていただきます。
ピロリ菌の二次除菌治療までやってもダメでした。三次除菌はしてもらえますか? もちろん可能です。二次除菌でもだめな方は全体の1割ほどいらっしゃいます。あと、ペニシリンアレルギーの方で通常の除菌治療ができないケースもあります。 当クリニックのピロリ専門外来では、一次・二次除菌が不成功に終わった方、あるいはペニシリンアレルギーで通常の除菌治療が受けられなかった方に対しても、三次除菌もしくは非ペニシリン治療を行っています。ただし、これら治療は保険診療として認められていませんので、自費診療での治療となることはご了承ください。 治療費についてはこちらのページをご参照ください。 また、三次除菌を希望されない場合でも、当クリニックでは定期的な内視鏡観察(サーベイランス)を行っていますので「ピロリ菌」で何かお悩みのことがありましたら、お気軽に当クリニックのピロリ専門外来を受診してください。専門医がしっかり診療いたします。
ほかの病院で潰瘍性大腸炎と言われて薬を飲み続けているのですが、通院が大変です。途中からでも診てもらえますか? もちろん大丈夫です。当クリニックは専門医のいる「東京都難病指定医療機関」として認定されていますのでご安心ください。 また、潰瘍性大腸炎とクローン病を専門的に診る体制も整備していますので、安心して治療を受けていただくことが可能です。 なお、入院治療が必要になる場合、東京大学医学部附属病院消化器内科や順天堂大学医学部附属順天堂医院消化器内科と密な連携をとりながら対応いたします。
気になるおなかの症状がずっと続いているのですが、検査をしても問題がないと言われます。それでも、診てもらうことはできますか? もちろん可能です。検査をしても問題がないと言われる患者さんは少なくありません。 その場合、「胃食道逆流症」「機能性ディスペプシア」「過敏性腸症候群」のどれかに当てはまる可能性があります。また、それぞれがオーバーラップしていることもしばしばあります。病態について、脳腸相関の異常や、腸管炎症、免疫異常など様々な要因が複雑に絡み合っている疾患群ですので、時間をかけた丁寧な専門的診療と、お薬の微調整が必要になってきます。 また、どうしても精神科・心療内科的アプローチが必要な患者さんはいらっしゃいます。その場合には、専門家による治療への移行を考慮いたします。 一方で、本当に「検査を受けて異常がない」のかどうかはわかりません。ほかの器質的疾患が見逃されている場合も否定できませんので、先ずは一度、専門医のいる当クリニックを受診してください。
慢性的な便秘と「ぢ」も診てほしいのですが、可能でしょうか? もちろん大丈夫です。慢性便秘症は、むかしの頭で診られていることが多い疾患です。ずっと同じ薬が漫然と長期間にわたって処方されている方がなんと多いことか。昨今、科学的根拠に基づいた便秘治療薬の進歩が著しい領域ですので、専門的診療が必要です。ぜひ専門医のいる当クリニックへご相談ください。 痔核(ぢ)の主な症状としては、痛み、腫れ、出血、痒み、脱出などです。その部位によって内痔核と外痔核に分類されます。痔核は一言でいうならば、肛門部位の静脈瘤です。程度はさまざまであり、また痔核以外の肛門疾患も多岐にわたります。したがって、肛門について些細なことでも何か心配なことがございましたら、専門医のいる当クリニックを気軽に受診してください。
健診で肝臓の数値が高いと言われ、専門医に診てもらうように言われました。診てもらえますか? 肝臓病学の専門医としてしっかり診させていただきます。AST(GOT) 値やALT(GPT) 値が高くなる疾患は多岐にわたりますが、AST>ALTの代表的肝疾患はアルコール性肝障害です。一方で、AST<ALTの代表的肝疾患は、非アルコール性脂肪肝、ウイルス性肝炎、薬物性肝障害、自己免疫性肝疾患などです。 また、甲状腺疾患や血液疾患などでも肝障害として指摘されることがあります。 γ-GTP値が高くなる代表的肝疾患はアルコール性肝障害、健康食品や漢方薬などによる薬物性肝障害、原発性胆汁性胆管炎、あるいは胆管結石症などです。中にはがんが潜んでいるケースもあります。 ご自身の肝臓のことで何か心配なことがございましたら、肝臓専門医のいる当クリニックを受診してください。
家族が肝硬変と言われて心配です。診てもらうことは可能ですか? もちろん可能です。慢性肝炎や肝硬変は、肝がんや肝不全を引き起こす母地となります。 昨今、治療薬が進歩し、B型肝炎ではウイルス制御が向上し、C型肝炎では完全なウイルス排除も可能となっています。ただし、肝がん発生リスクをゼロにすることはできませんので、慎重な経過観察もあわせて必要になってきます。 肝硬変については、無症状でまだ肝臓の機能が良好に保たれている肝硬変なのか、肝不全に陥りやすい肝硬変なのかによってケアはまったく異なってきます。 肝硬変の多くは不可逆な病態で、低栄養や筋力低下に対する専門的ケアも必要になってきます。 ご自身やご家族の肝臓のことで何か心配なことがありましたら、肝臓専門医のいる当クリニックを受診してください。
健診で胆のうに石とポリープがあると言われて心配です。専門的に診てもらえますか? もちろん可能です。胆石症のリスク因子として、日本人の場合、教科書的には、中年、女性、肥満、多産、ホルモン剤服用などが挙げられています。 ほかの関連因子では、脂質代謝異常、食生活習慣、急激なダイエット、胃の切除後などです。結石が原因で急性胆のう炎の発症リスクには注意が必要です。 また胆のう壁が厚くなっている場合には手術を検討することもありますので、専門的なフォローならお任せください。 胆のうポリープについては、良性のコレステロール・ポリープであることがほとんどですが、中には腺腫 (せんしゅ) やがんなどの腫瘍性ポリープが紛れていることもあります。 大きさや形態、経時的な変化などでがん化するリスクや手術適応などをしっかりと見極めますので、何か心配なことがありましたら、専門医のいる当クリニックを受診してください。
膵臓がんが心配です。診てもらうことはできますか? 消化器外科専門医、消化器病専門医としてしっかり診させていただきます。膵がんの罹患数や死亡数は年々増してきていて、この先20年後にはがんの死因の第2位になることも予測されています。あと、著名人が膵がんで亡くなるニュースもよく耳に入ってきます。医学・治療がいくら進歩しているとはいえ、まだまだ治療成績は満足のいく段階にはありません。また、確実なうまい秘訣もあるようでありません。 やはり、可能な限り早期のうちに膵がんを発見するために、当クリニックでは膵がん検診も行っていますので、ご自身の膵臓のことで心配なことがありましたら、専門医のいる当クリニックを受診してください。
外来でも抗がん剤治療はできるのですか?入院治療だと言われる病院もあります。外来で行う理由はなぜですか? 抗がん剤治療 (化学療法)は、もちろん外来通院で安全に行うことが可能です。 欧米先進諸国では早くから、抗がん剤は外来で受ける治療となっています。国内では、まだまだ抗がん剤管理の不慣れから、医療者側の都合で入院を強いられるケースが少なくないようです。 がん患者さんにとって、ご家族と共に過ごす時間、病人として扱われない自由な時間はとても大切だと思われます。外来通院で可能な治療をあえて入院で行うことによって、そのような貴重な時間が奪われるのみならず「自分らしく、がんと明るく共存」という、本来のがん治療目標の足枷にもなり得ます。 また、通常のお仕事を続けながら治療との両立を図っている患者さんにとって、入院より「外来化学療法」の方が望ましいと考えます。 病院で患者として費やす時間をできるだけ少なくし、いつも通りの社会生活やご家族との日常生活を大事に送りながら、明るく抗がん剤治療も受けられるよう当クリニックは全力でサポートいたします。
できれば、仕事を続けながら治療を行っていきたいと考えています。「治療と仕事の両立」はできますか? もちろん可能です。場合によっては、働き方の変更も必要になってくるかもしれませんが、患者さん個々の状況・状態をみながら、できる限り治療中もお仕事を続けられるよう、当クリニックはサポートいたします。 そのためにも、入院治療ではなく、お待たせしない外来化学療法が望ましいと考えます。病院で患者として費やす時間をできるだけ少なくし、お仕事を継続しながらでも明るく抗がん剤治療が受けられるよう、当クリニックはサポートいたします。
抗がん剤治療をほかの病院で受けているのですが、通うのも待ち時間も大変です。代わりに同じ抗がん剤を受けることはできますか? がん薬物療法専門医・日本臨床腫瘍学会認定指導医が、しっかり診させていただきます。どの段階からでも、どのタイミングからでも、当クリニックでは、がん専門病院や大学病院と同じ水準以上の治療・診療を受けることが可能ですのでご安心ください。
いま他の病院で受けている抗がん剤の副作用がつらいのですが、診てもらうことは可能でしょうか?病院が違うとダメですか? がん患者さんにとって、抗がん剤を受けることだけが治療ではありません。また、抗がん剤治療の副作用を軽減するための支持療法がしっかり行われていない可能性もあります。ほかの病院で治療を受けていて、何かつらい症状がある方は、気軽に当クリニックを受診してください。がん患者さんにとって頼れる主治医は何人いてもよいと考えています。
乳がん患者なのですが、診てもらうことは可能でしょうか? あと、卵巣がんの友人も診てほしいと言っていますが、可能ですか? 実際、乳がんや婦人科領域 (卵巣・子宮) のがん患者さんも多くご来院されていますので、ご安心ください。基本的には、どの領域のがんでも専門的に対応いたします。 胃がん、大腸がん、膵がん、肝がん、胆道がんといった消化器領域のがん患者さんのみならず、ほかにも、肺がんや腎がん、神経内分泌腫瘍の希少がん、原発不明がん、GISTなどの患者さんもご来院されています。 詳細なご相談については、当クリニックのセカンドオピニオンをご利用ください。
以前、がんの手術を受けてだいぶ時間がたっているサバイバーですが、いろいろ心配です。前の病院にはもう行っていないのですが、診てもらうことはできますか? 外科専門医・指導医、消化器外科専門医・指導医として、当クリニックでしっかりと対応いたします。 過去に手術を受けた患者さんの術後ケア、術後障害・後遺症などのサポート、さらには継続的な再発有無のチェックなど、しっかりと専門的に対応いたします。 先ずは当クリニックを気軽に受診してください。
「緩和ケアをしてくれる病院を探してください」と言われました。診てくれますか?初診まで時間はかかりますか? 通院が可能な全身状態であれば、外来で専門的な緩和ケアを行っています。なにか症状を抱えている場合には、初診まで日数を要することなくできる限り迅速に対応しますので、先ずは当クリニックまで気軽にご連絡ください。
もう標準治療はやり尽くしたから、あとは緩和ケアだけだと言われ絶望しています。この先、どうしたらよいですか? 先ずは専門医のいる当クリニックを受診してください。 緩和ケアとは、治療の中止=絶望・敗北のような負のイメージを彷彿させるものであってはなりません。医療用麻薬であるモルヒネ漬けのような状態を指す言葉でもありません。 また、メディアが好んで使用する「末期」という言葉がすぐに当てはまる状態でも決してありません。 もし、治らない「がん」を抱えていても、これまで通りの日常を穏やかに過ごすことはいくらでも可能です。 お仕事も、内容によっては続けることもできるでしょう。お酒や好物をたしなんだり、ご家族と温泉旅行に出かけたり、大好きなゴルフをすることもまだまだ出来ると思います。 そのために必要なサポート治療が緩和ケアなので、目標や希望をもち続けながら、大切な治療として取り組んでほしいと思います。 当クリニックは全力でサポートいたします。