HPV(ヒトパピローマウイルス)は、女性の子宮頸がん発症につながるウイルスですが、男性にも感染します。HPV4価ワクチンを男性が接種することにより、HPVが原因となる「肛門がん及びその前駆病変」、性感染症の1つである「尖圭コンジローマ」にかかるリスクを減らすことができます。接種後の新たなHPV感染を予防し、男性自身の病気から守るためにもワクチン接種は効果的です。
【対象者】:接種日時点で豊島区に住民登録のある小学校6年~高校1年生相当の男性
HPVワクチンは、小学6年生から高校1年生相当の女性を対象として定期接種が実施されています。現在、男性がHPVワクチンを接種する場合は任意接種となり、全額自己負担となるため高額な接種費用(5~6万円程度)がかかります。豊島区では、区民の感染予防促進と経済的負担軽減のため、令和6年6月1日から男性のHPVワクチン任意接種について接種費用の全額助成を開始します。
消化器内科・外科(がん)