大場院長が大鵬薬品工業株式会社で社員向けに教育講演を行いました -大腸がんと膵がんについて-

現在、罹患数一位の大腸がん、急ピッチに増加している身近なリスク 膵がんについて、大鵬薬品工業株式会社で講師としてお話をさせていただきました。
以下まとめ内容です。
【大腸癌】
■ 再発後の手術介入の向上=長期生存利益が得られる
■ 腫瘍条件にもよるが、術後補助化学療法による再発抑制効果は期待できる
■ 補助化学療法は、やる・やらないの二元論ではなく、再発リスクに応じた escalation、de-escalation が必要
■ ctDNA を用いた再発予測症例の選別が実臨床でも早期可能になることに期待
■ コンバージョンの質は医師、施設に依って格差あり
【膵臓癌】
■ 切除可能膵癌 RCT は、術前診断・手術の質の担保が必要
■ 補助化学療法の上乗せ効果はそれほどでもない
■ NAC GS についての評価は controversial (論文化未)
■ 術後再発リスクに応じた個別戦略の必要性
■ 治癒=再発させない adjuvant 開発に期待