便潜血検査は、再現性の低い検査です。
例えば、早期大腸がんを有している場合、一度「陽性」と判定されても、再検査で陰性となることもあります。「陽性」と判定された方の中には、陰性になるまで検査を繰り返し、大腸内視鏡検査を避けようとする方もいるようですが、後になって進行大腸がんとして発見されると後悔先に立たずです。
また、2日法の便潜血検査で2回とも「陽性」と判定された方は、大腸がんの発見リスクが 約40% ほどであることもわかっていますので、大腸全領域を隈なく直接観察する大腸内視鏡検査を強く推奨いたします。
症状の有無によらず、便潜血検査で一度でも「陽性」と判定された方は、大腸内視鏡検査を受ける良い契機と考え、専門医より上位の指導医による東京目白クリニックでの質の高い検査をおすすめいたします。
東京目白クリニックが心掛けている大腸内視鏡検査のポリシーは、「苦痛がないのは当然のこと、見逃しのない丁寧かつ精密な観察・診断・治療」です。大腸ポリープ切除術も幸いこれまで重篤な術後合併症ゼロです。常に次項を念頭に置きながら、より質の高い検査・治療を実践しています。
- 回盲部到達率は 100% を保っています。
- スコープを引き抜く時間は焦らず、拡大観察も含めながら丁寧に隈なく観察します。
- 見逃しが多いとされる盲腸・直腸領域の異常病変は見落としません。
- 高い腺腫発見率(adenoma detection rate; ADR)は、現在60%を超えています。 これはエキスパートの証です。
- 安全かつ根治的な大腸ポリープ切除術を日々実践しています。術後の重篤な合併症はゼロを維持しています。