リキッドバイオプシー Guardant360 アップデートのお知らせ

東京目白クリニックで実施している、がん遺伝子異常を検出するリキッドバイオプシー (血液中の腫瘍由来 ctDNA を解析)『Guardant360』について、DNA配列解析のみの検査から、DNA配列解析とDNAメチル化解析を同時並行で行うGuardantINFINITY（ガーダントインフィニティー）と呼ばれる検査フローに移行しています。
これまで、DNAメチル化解析の情報は、Tumor fraction の算出のみに利用されておりましたが、この度、47遺伝子の個別のプロモーター領域メチル化の情報が報告されるようになります。
特に、BRCA1, MLH1, MGMT のプロモーター領域のメチル化は、治療選択においても今後重要な役割を果たすと考えられている事から、GuardantINFINITY による独自の二刀流の検査の意義がようやく発揮されることとなります。
さらに、11月以降に受領する検体分より、返却されるレポートに記載される情報を拡充することとなりましたのでお知らせ致します。
主な変更点は以下となります。
＜主な変更点＞
・報告対象遺伝子数：739→740遺伝子
・報告対象遺伝子異常：プロモーター領域のメチル化の追加、クローン性造血（CHIP）が疑われる遺伝子異常の区別
・治療選択対象遺伝子異常：BRCA1, MLH1, MGMTのプロモーター領域のメチル化の追加