便潜血検査は、再現性の低い検査です。
例えば、早期大腸がんを有している場合、一度「陽性」と判定されても、再検査で陰性となることもあります。「陽性」と判定された方の中には、陰性になるまで検査を繰り返し、大腸内視鏡検査を避けようとする方もいるようですが、後になって進行大腸がんとして発見されると後悔先に立たずです。
また、2日法の便潜血検査で2回とも「陽性」と判定された方は、大腸がんの発見リスクが 約40% ほどであることもわかっていますので、大腸全領域を隈なく直接観察する大腸内視鏡検査を強く推奨いたします。
症状の有無によらず、便潜血検査で一度でも「陽性」と判定された方は、大腸内視鏡検査を受ける良い契機と考え、専門医より上位の指導医による東京目白クリニックでの質の高い検査をおすすめいたします。
消化器内科・外科(がん)